2017-09-02

Areteにこめた想い

Arete(アリテ) とは
好奇心を燃やして感動することで、心の中の”幸せの種”を見つける活動。

Arete アリテとは、夫が生前大切にしていた言葉で、『徳』という意味の、元々はギリシア語。人間にとって『徳』とは、均整の取れた精神のあり方を指すもので、本来、人間を含む様々なものに、”Arete”は宿っていて、それは、持って生まれた天分に、社会的経験や道徳的訓練によって獲得できるとされています。

つまり、誰でも心の中に自分を幸せにする”種”を持っていて、それを見つけて、コツコツ育てれば、やがて自分だけの才能として、心が満足する生き方ができるということ。

夫の死からようやく立ち上がり、フリーランスとして何か始めようと様々な活動をするようになった時、今までの経験を活かし、自分が納得できる人生を生きるためには、どうしたら良いか・・・若いころのように、がむしゃらに走るのではない、もっと精神的に充実した生き方、感動に心を震わせ、誰かの役に立つ生き方を望むようになりました。

未知なるものを知った喜び、それを自分の経験と融合させる喜び・・・それを積み重ねることによって得られる、心の平安。

“料理”や”創作”を通じて、人と繋がり、刺激しあうことで好奇心を満足させる・・・そしてその結果として、人を幸せにする活動・・・そういう想いを、この『Arete』という言葉に込めています。

 

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